転職先の入社初日に気をつけるべきこと【IT企業編】
IT転職の退職・入社準備ガイド
転職先の入社初日に気をつけるべきこと【IT企業編】
IT企業への転職は、キャリアアップの大きなチャンスです。しかし、新しい職場での初日は誰もが緊張するもの。どんなに優秀な人材でも、初日の過ごし方次第で職場での第一印象は大きく左右されます。特にIT企業は独特の文化を持つ組織が多く、準備不足で臨むと後悔することになるかもしれません。本記事では、IT企業への転職初日で失敗しないためのポイントを、実際の事例と共に徹底解説します。
入社初日の準備品チェックリスト
入社初日を成功させるためには、事前準備が何より重要です。以下の持ち物は必ず確認しておきましょう。
項目 | 説明 | 重要度 |
|---|---|---|
身分証明書 | 本人確認に必要 | ★★★ |
筆記用具(ボールペン・シャープペン) | 書類記入や重要事項のメモに使用 | ★★★ |
認め印 | 書類への捺印に必要 | ★★★ |
入社案内書 | 会社から事前送付されたドキュメント | ★★★ |
メモ帳 | 重要情報の記録用 | ★★ |
通帳 | 給与振込先登録に必要な場合 | ★★ |
健康保険証(前職) | 社会保険手続き用 | ★★ |
スマートフォン | 緊急時の連絡手段 | ★★★ |
最も重要なのは、会社から事前に送付されている入社案内書とそこに記載されている必要書類です。これらなしには初日から業務がスタートしません。
IT企業での服装マナー:オフィスカジュアルの正解
IT企業は、一般企業よりも服装に関して自由な傾向があります。しかし「自由だから何でもいい」というわけではありません。特に初日は、あなたが企業文化に適応できる人材かどうかを判断される重要な日です。

オフィスカジュアルの基準
IT企業でも、入社初日は最低限のフォーマルさを意識すべきです。推奨される服装は以下の通りです。
男性向けオフィスカジュアル
- 紺やグレー、黒のスラックス
- 白やライトブルーのシャツ
- ジャケット(初日は必須)
- 黒の革靴
女性向けオフィスカジュアル
- パンツまたはスカート(膝丈)
- ブラウスまたはニット
- ジャケット(初日は必須)
- パンプスまたはローファー
ジャケットを羽織ることが、入社初日の服装で最も大切なポイントです。IT業界でも、初日からカジュアルすぎる格好は避けるべき。ジャケットを着用することで、きちんと感を演出でき、「この人は社会人としての基本マナーを理解している」というメッセージを無言のうちに相手に伝えられます。
避けるべき服装
以下のような服装は絶対に避けましょう。
- 香りが強い香水
- 目立つアクセサリー
- ヨレヨレのシャツやシワの多い服
- 髪がボサボサで寝癖がある状態
- ダメージジーンズやショートパンツ
身だしなみの清潔感は、社会人として最低限のマナーです。特に転職初日は多くの人から注目を集めるため、より一層の配慮が必要です。
到着時間と移動方法:「早すぎる」のも要注意
多くの人が「遅刻は厳禁」と考え、できるだけ早く到着しようとします。しかし、入社初日に関しては「到着時間」も重要なポイントです。
適切な到着時間
指定された時間の10~15分前の到着が目安です。
早すぎるのがダメな理由
- 会社の受け入れ態勢が整っていない可能性
- 先方が準備ができていない場合、待たせてしまう
- 相手に気を遣わせることになる
遅すぎるのがダメな理由
- 移動経路の間違いや駅の勘違いで遅刻する可能性
- オリエンテーション開始時間に遅れるリスク
- 「マナーが悪い人」という第一印象を与える
実際に初日の移動を試験的に行ってみて、正確な所要時間を把握しておくことをお勧めします。初日の朝は緊張して通常より時間がかかる可能性も念頭に置きましょう。
入社前に確認すべき書類と手続き
入社初日は書類手続きで多くの時間が割かれます。事前に何が必要かを把握しておくと、スムーズに対応できます。

必須提出書類
転職先から事前に送付される書類には以下のようなものがあります。
- 給与振込先届出書:毎月の給与を受け取る銀行口座を登録する書類
- 健康保険被扶養者届:扶養家族がいる場合に必要
- 扶養控除等申告書:税務申告に必要
- 誓約書:秘密保持や就業規則の遵守に関する誓約
- 個人情報同意書:個人情報の取り扱いについての同意
事前に送付された書類の中で、署名捺印が必要な項目には該当箇所にマーカーを引いておくと、初日に素早く対応できます。
社会保険の手続き
社会保険の手続きをスムーズにするために、以下を確認しましょう。
- 前職の離職票の受け取り確認
- 前職の給与振込先銀行(社会保険料計算に必要な場合)
- 退職日と入社日の日程(できれば月末退職・翌月1日入社)
月末に退職して翌月1日に入社すると、社会保険の手続きが最もシンプルで、自分で追加手続きする手間が最小限になります。
初日の自己紹介と人間関係構築
初日に配属部門で何十人もの人に会う場合があります。全員の名前を完璧に覚える必要はありませんが、特に直属の上司や隣の席の同僚の名前は必ず覚えましょう。

自己紹介のコツ
良い自己紹介
- 笑顔で相手の目を見て話す
- 相手の名前を正確に聞き、復唱する
- 出身地や前職での実績を簡潔に述べる(30秒程度)
- 「よろしくお願いします」と元気よく言う
避けるべき自己紹介
- 下を向いて話す
- 自分の実績を長々と語る
- 前職の愚痴を言う
- 相手の質問に素っ気なく答える
昼食への誘いは必ず受ける
初日に同僚から昼食に誘われた場合、積極的に参加しましょう。これから一緒に働く人たちのことを知り、仲良くなるには、昼食を共にするのが最も効果的です。
昼食では以下のポイントに気をつけましょう。
- 先輩の話をしっかり聞く
- 会社の文化や習慣について質問する
- 「ありがとうございます」と感謝を伝える
- 会社の悪口や不満は絶対に言わない
昼食での会話が、その後の職場での人間関係に大きく影響することも多いです。
初日に重要な情報をメモする習慣
入社初日は、オリエンテーション、システムトレーニング、上司からの指示など、膨大な情報が降ってきます。記憶だけに頼るのは危険です。
必ずメモするべき情報
- 直属上司の名前と内線番号
- 配属部門のチームメンバー名簿
- 会社の出入口や施設の場所
- 経費精算システムや申請手続きの方法
- 緊急時の連絡先
- 勤務時間とランチタイムのルール
- リモートワークのルール(在宅勤務日など)
IT企業では、オンプレミスとクラウドシステムの混在、複数のコミュニケーションツール(Slack、Teams、Chatworkなど)の併用など、システムが複雑な場合があります。「どのツールで何を報告するのか」「メールは誰に送るのか」といった実務的な情報は、後で「あの人に聞いていない…」とならないよう初日にしっかり確認しましょう。
実際の入社初日のスケジュール例
IT企業の入社初日のスケジュールは会社によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
午前(9:00~12:00)
- 受付と本人確認
- 人事部によるオリエンテーション
- 会社・組織の説明
- システムアカウント開設
正午~13:00
- 昼食(先輩同僚と)
午後(13:00~17:00)
- 配属部門での紹介
- IT環境のセットアップ
- システム教育・トレーニング
- 初日の簡単な業務説明
帰宅前
- 翌日以降の予定確認
- 持ち帰る資料の確認
- 上司への「本日はお世話になりました」という報告
実際の初日は思った以上に疲れます。情報量が多く、緊張も続くため、帰宅後は十分に睡眠を取り、次の日に備えましょう。
IT企業への転職で成功するために
初日は職場での第一印象を決める極めて重要な日です。しかし、初日が完璧でなくても、その後の誠実な対応で評価は十分に挽回できます。重要なのは「前向きに仕事に取り組む姿勢」です。
わからないことは「わかりません」と正直に言い、わからないまま進めないことが、IT企業での信頼構築の第一歩です。初日から完璧である必要はなく、むしろ「学ぶ姿勢」を見せることが大切です。
本記事で紹介したポイントを押さえることで、IT企業への転職初日を成功させ、新しい職場での良好な人間関係を構築しましょう。
参考として、IT転職の完全ガイド【未経験からエンジニアへ】では、転職全体のプロセスを詳しく解説しています。
さらに詳しい情報はdoda転職ガイドをご参照ください。
また、Progressive転職ガイドでは、転職初日の成功事例が詳しく解説されています。



