IT転職の成功率は?年代別・職種別のデータを徹底分析
IT転職の完全ガイド【未経験からエンジニアへ】
IT転職の成功率は?年代別・職種別のデータを徹底分析
IT業界への転職を考えているものの、「本当に成功するのだろうか」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。実際のデータを知ることで、あなたの転職活動をより戦略的に進めることができます。
この記事では、dodaの転職成功者データやマイナビキャリアリサーチLabの調査結果をもとに、IT転職の成功率を年代別・職種別に徹底分析します。あなたの年齢や経験に合った転職戦略が見つかるはずです。
IT転職全般の基本知識については、IT転職の完全ガイドも合わせてご覧ください。
IT転職市場の現状|2025年最新データ
IT転職市場は依然として売り手市場が続いています。レバテックの調査によると、IT人材の転職希望者数は前年同月比173%と過去最高を記録しました。
日本全体で見ると、IT人材は約22万人が不足しているとされ、97%の企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進中です。この人材不足が、IT転職の成功率を高める大きな要因となっています。
IT・通信業の求人倍率は6.27倍(2025年7月時点)と、他業界を圧倒する水準です。つまり、1人の求職者に対して約6件の求人がある計算になります。
指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
IT人材不足数 | 約22万人 | 経済産業省 |
IT・通信業求人倍率 | 6.27倍 | |
転職希望者数(前年比) | 173% | |
DX推進企業割合 | 97% | 各種調査 |
2026年のIT転職市場予測では、AI・DXの実装フェーズに本格突入するため、経験者・高度専門職の需要がさらに高まると見られています。
年代別のIT転職成功率データ
転職成功者の年代別割合
dodaの転職成功者調査(2024年版)によると、IT転職を含む全業界の転職成功者の年代別割合は以下のようになっています。

年代 | 転職成功者の割合 | 前年からの変化 |
|---|---|---|
24歳以下 | 10.3% | 横ばい |
25〜29歳 | 36.7% | 最多 |
30〜34歳 | 23.1% | 安定 |
35〜39歳 | 13.3% | 微増 |
40歳以上 | 16.6% | 14.9%→16.6%に増加 |
注目すべきは40歳以上の割合が継続的に上昇していることです。2022年の13.9%から2023年は14.9%、2024年は16.6%と着実に増加しており、ミドル・シニア世代のIT転職が現実的な選択肢になってきています。
転職成功者の平均年齢は32.7歳で、前年比+0.3歳と2年連続で上昇しています。これは企業が即戦力としてのミドル層の採用ニーズを高めていることを示しています。
年代別の詳しい転職戦略については、IT転職の年代別攻略ガイド【20代・30代・40代】で詳しく解説しています。
年代別の転職率
マイナビの転職動向調査では、実際に転職を実行した割合(転職率)も公開されています。
年代・性別 | 転職率 | 前年比 |
|---|---|---|
20代男性 | 13.4% | -0.2pt |
20代女性 | 11.3% | -1.4pt |
30代男性 | 7.8% | +0.1pt |
30代女性 | 8.2% | +0.2pt |
40代男性 | 5.6% | +0.3pt |
40代女性 | 5.9% | +0.9pt |
50代男性 | 4.1% | -0.1pt |
50代女性 | 4.8% | +0.5pt |
20代が転職率では最も高いですが、40代・50代の女性は前年比で増加傾向にあり、年齢を問わず転職のチャンスが広がっていることがわかります。
職種別のIT転職成功率
IT業界の中でも、職種によって転職の難易度や成功率は大きく異なります。

職種別の需要と転職成功の傾向
職種 | 転職希望割合 | 実際の転職先割合 | 需給バランス |
|---|---|---|---|
業務系アプリケーションエンジニア | 48% | 58% | 需要超過(有利) |
インフラエンジニア | 18% | 22% | 需要やや超過 |
Web系エンジニア | 25% | 20% | やや供給過多 |
データサイエンティスト | 12% | 8% | 供給過多 |
PM/PMO | 15% | 18% | 需要超過 |
業務系アプリケーションエンジニア・プログラマは、希望割合48%に対して実際の転職先割合が58%と希望を上回っており、最も転職しやすい職種です。
各職種の詳しい仕事内容については、IT業界の職種図鑑を参考にしてください。また、SE(システムエンジニア)への転職を検討中の方はSE転職の完全ガイドもご覧ください。
転職支援サービスの実績データ
転職エージェントやプログラミングスクール経由の転職成功率も参考になります。
- GEEK JOB: 転職成功率97.8%、受講者満足度97.3%
- ユニゾンキャリア: 年収UP率93%、転職満足度97%
- ギークリー: 転職者の年収アップ率81%
これらの数値はサービス経由の実績であるため、全体の平均よりも高い傾向がありますが、適切なサポートを受けることで転職成功率が大幅に向上することを示しています。
IT転職エージェントの選び方については、IT転職エージェント徹底比較で詳しく比較しています。
20代のIT転職成功率と戦略
20代はIT転職において最も有利な年代です。転職成功者の約47%が20代(24歳以下10.3% + 25〜29歳36.7%)を占めており、ポテンシャル採用の恩恵を最も受けやすいです。
20代IT転職の強み
- 未経験でもポテンシャル採用されやすい: 企業は若手の成長可能性を重視
- 学習コストを企業が負担してくれるケースが多い: 研修制度が充実した企業が多数
- 転職回数が少なくマイナス評価を受けにくい: キャリアの方向転換として受け入れられやすい
20代におすすめの転職アプローチ
- プログラミングスクールで基礎スキルを習得してから応募する
- ポートフォリオを作成して実践力をアピールする
- IT資格(基本情報技術者試験など)を取得して意欲を示す
未経験からのIT転職については、未経験からのIT転職完全攻略で詳しく解説しています。IT資格の活用法はIT資格で転職を有利にする完全ガイドをご覧ください。
30代のIT転職成功率と戦略
30代はIT転職成功者の約36%(30〜34歳23.1% + 35〜39歳13.3%)を占め、即戦力として最も評価される年代です。
30代IT転職の特徴
- 実務経験が最大の武器: 前職での経験やスキルがダイレクトに評価される
- マネジメント経験がプラス: PM・PLの経験は高く評価される
- 年収アップの可能性が高い: 経験に見合った待遇を得られるチャンスが多い
30代の転職成功のポイント
ポイント | 具体的な行動 |
|---|---|
スキルの棚卸し | 使用言語・フレームワーク・ツールを整理する |
キャリアの方向性 | スペシャリストかマネジメントかを明確にする |
市場価値の把握 | 転職エージェントで年収診断を受ける |
人脈の活用 | 業界の勉強会やコミュニティに参加する |
30代の転職では、IT転職の履歴書・職務経歴書の書き方ガイドが重要です。経歴を効果的にアピールする方法を確認しておきましょう。
40代以上のIT転職成功率と戦略
40代以上の転職成功者割合は16.6%と年々増加傾向にあります。「転職は35歳まで」という従来の常識は崩れつつあり、特にIT業界では経験豊富なシニアエンジニアの需要が高まっています。
40代以上のIT転職を成功させるコツ
- 専門性の高さをアピール: 特定の技術領域での深い知識と経験
- マネジメント実績: チームリーダーやプロジェクトマネジメントの経験
- 業界知識: 金融・医療・製造などの業界特化型の知見
- コンサルティング能力: 技術的課題を解決に導いた実績
IT業界の業種別転職ガイドでは、金融・医療・製造業などのIT転職事情を詳しく紹介しています。業界知識を活かした転職を検討中の方は参考にしてください。
日本では75%以上のIT採用が紹介やインフォーマルなつながり経由で行われているという調査結果もあり、40代以上では人脈を活用した転職活動が特に効果的です。
IT転職の成功率を上げるための具体的な方法
データから見えてきた成功パターンをもとに、IT転職の成功率を上げるための具体的な方法をまとめます。

1. スキルを可視化する
IT転職では、スキルベースの採用が主流になっています。以下の方法でスキルを「見える化」しましょう。
- GitHubにポートフォリオを公開する
- QiitaやZennで技術記事を執筆する
- IT資格を取得する(AWS認定、基本情報技術者試験など)
プログラミング言語の選び方については、プログラミング言語別IT転職ガイドを参考にしてください。
2. 転職エージェントを戦略的に活用する
転職エージェント経由の転職では、年収アップ率81〜93%という高い実績が報告されています。IT業界に特化したエージェントを選ぶことで、非公開求人へのアクセスや面接対策のサポートを受けられます。
3. 市場のトレンドに合わせたスキルアップ
2026年のIT市場予測によると、以下の分野の人材需要が特に高まっています。
- AI・機械学習: 実装フェーズに入り実務経験者の需要が急増
- クラウド: AWS、Azure、GCPの運用・設計経験
- セキュリティ: サイバーセキュリティ人材の深刻な不足
- データエンジニアリング: データ基盤の構築・運用
DX・AI分野でのキャリアについては、DX・AI時代のIT転職戦略で最新情報をまとめています。
4. 面接準備を徹底する
IT転職の面接では、技術力だけでなくコミュニケーション能力やチームワークも評価されます。IT転職の面接対策完全マニュアルで準備を進めましょう。
まとめ|IT転職の成功率は年代・職種を問わず高い
IT転職の成功率データを年代別・職種別に分析した結果、以下のことがわかりました。
- IT市場は売り手市場が継続: 求人倍率6.27倍、IT人材22万人不足
- 20代が最も有利: 転職成功者の約47%を20代が占める
- 30代は即戦力として評価: 経験を活かした年収アップの可能性が高い
- 40代以上も転職成功率が上昇中: 16.6%と年々増加傾向
- 業務系エンジニアの需要が最も高い: 希望を上回る58%の転職先割合
IT転職を成功させるためには、自分の年代と職種に合った戦略を立てることが重要です。まずはIT転職の完全ガイドで全体像を把握し、計画的に準備を進めていきましょう。
IT業界の年収情報はIT業界の年収ガイドで確認できます。キャリアパスの設計にはITエンジニアのキャリアパス設計ガイドも活用してください。



